怖くなくなる瞬間

日々のことより道

昨夜は久しぶりに一晩中雷鳴が鳴り渡ってました。愛知県内でも電気系統の点検のために朝方名鉄が遅れたりしたようです。大きな被害などがなければいいんですが…。雷といえば…。

 

わたしは物心ついてから中学生になるまで、雷が怖くて怖くて仕方ありませんでした。普段はなんてことない夜でも、雷が鳴っていると一人では寝られなくなったし、稲光を見るなんてとてもじゃないけどできませんでした。

その頃祖母が教えてくれたのが、

「ピカっと光ってから、音がなるまで数を数えてみりん。ピカッ!ドッカン!だとまだまだ近くにおるけど、数が大きくなってくれば、雷さんも遠くへ行ったってことだでね」

4歳下の弟は雷は平気だけど花火を怖がってたなあ。逆にわたしは花火は大好きで少しでも近くで見たがってたんですけどね。

 

中学生になったある日のこと。

授業中に空が暗くなったかと思うと、遠くで雷が鳴り始めました。

ヤバい。雷怖いのに、こんな授業中にどうしよう?💦

なんて思った矢先、

 

「きゃあーーーー」

「雷、こわい!!」

 

教室中から聞こえる女子の悲鳴。一部の男子も少しうろたえている。

 

その瞬間。

 

( ゚д゚)ハッ! 雷なんて怖くないじゃん!!

 

という気持ちになったわけ。本当に突然。

当時はわからなかったけど、今にして思えば、自宅だと家族全員雷は平気で怖いなんて言うのは私だけ。怖いと訴えても「なんで怖いんだかねえ」と笑われるだけ。

それが、あの授業中の一瞬で

怖いのはわたしだけじゃないんだ

と感じたおかげで怖くなくなったようです。

なんだか矛盾してるけど、多分そうなんだろうと思います。

 

朝礼中気分悪くて倒れそう、と思っても誰かが先に倒れちゃったら我に返るとか。

周りがみんな酔っ払ったら、一人だけ妙に冷静になっちゃうとか。

そんな感じじゃないかな。違うか。

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